L2-SW機能説明
VLAN ―仮想化ネットワーク―
VLAN(Virtual LAN)を設定することで、LANに対して仮想的にセグメントを分けることができ、
業務ごとに独立したいネットワークを構築することが可能です。
QoS ―優先制御―
QoS(Quality of Service)は、止めたくない通信に優先順位をつけ、ネットワーク負荷が高い場合でも、帯域を確保し、
通信断をしないようにすることができます。
STP/RSTP ―冗長機能―
STP/RSTP(スパニングツリー)は、複数の冗長経路を構築することができ、
障害発生時に障害機器を回避してネットワークに影響を与えません。
アイソレート ―マンション等の部屋同士の通信を完全に遮断―
ポート間の通信を完全に遮断し、アップリンクポートからインターネットに接続します。
マンションやホテル等の部屋同士の通信を遮断したい場合に最適です。
Static LAG ―通信帯域の向上と冗長を両立―
Static LAG(リンクアグリゲーション)は、複数のポートを1つのポートに見せることができます。これによりLAGを設定した数だけ、
通信帯域が向上します。また、1つのポートが断した場合でも他のポートで通信ができるため、冗長機能も兼ねています。
LACP ―プロトコル制御のLAG―
LACP(Link Aggregation Control Protocol)は、プロトコルを使用してLAGを構成します。
Static LAGとの違いは、スイッチHUB間にメディアコンバータ等の中継器がある場合でも、使用することができます。
IGMPスヌーピング ―マルチキャストを必要な人のみに送信―
IGMPスヌーピング(Internet Group Management Protocol)は、配信元からのマルチキャストを必要なユーザのみに配信します。
不要なユーザに対して、マルチキャストを制限することで余計なトラフィックをネットワーク上に流しません。
特に、監視カメラを構築する際にはマルチキャストを制御できますので、ネットワーク負荷を掛けずに運用が可能です。
リング冗長 ―冗長機能―
リング状にネットワークを構築することで、従来のSTP構成よりシンプルで、
且つ高速に障害箇所を回避することが可能です。
STPは複雑なネットワーク構成
障害発生時から100ms以内で回線ルート切り替えが可能
ネットワーク障害の被害をより小さくすることができます。
ループガード ―誤接続障害回避―
ループ検出パケットを送信し、配下のループを検出し自動的にそのポートを遮断します。
LANケーブル誤接続によるループ障害を回避し、ネットワークをダウンさせません。
他にも自装置の誤接続によるループや、他スイッチとの
接続ミスによるループも検出して防ぐことができます。
PoE ―LANケーブルを介して電源供給―
PoE対応(IEEE802.3af/IEEE802.3at)のネットワーク機器へLANケーブルを介して、電源供給を行います。
IP電話や、監視カメラなどPoE対応製品の電源工事を行わずに構築することが可能です。
PoE+PD ―PoE-SWからの給電で稼働―
PoE-SWからPD-SWへLANケーブルを介して、電源供給を行いPD-SWを稼働させることが可能です。
SNMP ―基本的なネットワーク監視機能―
SNMP(Simple Network Management Protocol)は、スイッチHUBのシステム情報やリンク状態などのポート情報を遠隔から確認することができます。
また、スイッチHUB自身の状態変化をトラップとしてSNMPマネージャへ送信し、管理者へメール通知することが可能です。
Telnet/SSH ―遠隔からコマンド操作を実行―
• Telnetは、ネットワークに接続された機器を遠隔から操作することができるプロトコルです。(暗号化はされません)
• SSH(Secure Shell)は、暗号化技術により遠隔の機器をセキュアに操作するためのプロトコルです。
WEBコンソール ―コマンド不要な簡単設定―
コマンド操作を行うことなく、ブラウザ上から簡単にコマンドと同じ操作を行うことが可能です。
DHCP ―サーバからIPアドレスを自動取得―
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、スイッチに割り当てるIPアドレスをサーバから自動的に取得します。
スイッチ1つ1つに対してIPアドレスを設定する作業を省くことができます。
NTP ―ネットワーク機器の時刻を統一 ―
NTP(Network Time Protocol)は、サーバの時刻とスイッチHUBの時刻を同期し、
障害発生時の時刻情報を正確にログへ残すことができます。
Syslog/ログ保存 ―ログ情報をサーバへ送信―
Syslogは、スイッチHUBの状態の変化をログ情報としてSyslogサーバへ送信します。
また、Syslogログ情報をスイッチHUB内部に保存可能です。
NAT ―グローバルIPアドレス変換―
NAT(Network Address Translation)は、プライベートIPをグローバルIPアドレスに変換することで複数の端末で共有して使用することができます。
端末を追加しても使用するIPアドレス数は変わらないため、IPアドレスを節約することができます。
VPN ―エンドユーザに影響を与えないネットワーク―
VPN(Virtual Private Network)保守会社とA社(現場ネットワーク)をEND to ENDで接続し、
A社業務ネットワークの情報が漏洩することなく安全に保守運用が可能です。