電線・加工品
Cable & Assembly

耐トラッキング仕様

電源コードプラグをコンセントに差し込んだままの状態で使用され続けると、プラグとコンセントの隙間にゴミや埃がたまることがあり、さらに湿度の影響によっては、プラグの刃と刃の間に微少電流が流れることがあります。この状況が継続発生することで、やがてショート回路により大電流が流れ、発火・火災発生の原因となることが報告されています。これをトラッキング現象と呼んでおります。

日本向け電源コードでは、電気用品安全法技術基準の改正に伴い、平成27年9月18日以降製造される一般差込みプラグは耐トラッキング基準を満たす事が義務化されました。
平河ヒューテックの対象となる差込みプラグは、全て電気用品安全法技術基準の耐トラッキング性能を満足しています。

※耐トラッキングプラグとは、JIS C 2134に規定するPTI(CTI)が400以上で、JIS C 60905-2-11又は12に規定する試験を試験温度 750°Cで行った時、これに適合するもの。

セットメーカー様におかれましては、製品取扱い説明書にプラグ部の定期的な保守点検を明記されるなどの予防策をされておりますが、機種・用途によって耐トラッキング性能を高める必要がある物については、更に対応を強化しました耐トラッキング対策品を日本向け電源コードのみならず、北米向け電源コードにもラインナップに取り揃えておりますのでご検討下さい。

1 プラグの刃の根元にスリーブをつけたタイプ
2 プラグの刃の保持ボディを熱硬化性樹脂にしたタイプ
の2タイプがあります。


延長コードセット用途にご使用の際は、その旨をご相談下さい。

一覧に戻る